広島の日本酒

盛川酒造

盛川酒造は1887年(明治20年)の創業、初代から数えて現当主、盛川 知則氏は7代目にあたる。

看板銘柄である「白鴻(はくこう)」、「沙羅双樹(さらそうじゅ)」は瀬戸内海国立公園野呂山の東麓、里山と田んぼ、夏には蛍が舞う野呂川が流れる自然豊かで恵まれた環境の中で醸されている。

仕込み水は、蔵内で汲み上げる野呂山系の良質な地下水、ミネラル分が極めて少なく、軟水地帯広島においても稀な超軟水である。

超軟水での酒造りは、アルコール発酵を行う酵母の育成に高度な技術を必要とするが、「白鴻」は広島杜氏伝統の技「軟水醸造法」により丁寧に醸され、超軟水ならではの「米の旨味」がしっかりと引き出され、柔らかく芳醇でやさしい口当たりながらすっきりしたキレのある酒に仕上がっている。

杜氏として造りを担う7代目知則氏の弟、元晴氏がこだわるのも、この超軟水を使う盛川酒造しか出来ない酒造りである。

盛川酒造の仕込み水は超軟水であるだけでなく不思議な水で強いのだそうだ。

封を開けても最後まで美味しく呑めることに定評があり、燗映えし、更に是非試して欲しいと言われたのが「燗冷まし」。
燗冷ましが美味しいのだそうだ。「燗を冷ます事により出てくる「旨み」こそがこの水が持っている強さの表れではないか」と元晴氏は言い、「強さという表現が的確かどうかは定かではないが、本当に不思議な水です。」と続けられた。

「白鴻」は際立って目立つ酒ではないが、呑めば呑むほど深く、味わい深い酒でありたいと、元晴氏はいう。

IWC 「SAKE部門」2014年 金メダル受賞、2013年 銀メダル受賞、全国新酒鑑評会で幾度も金賞に輝くなど実績のある蔵元は謙虚に語り、創業から受け継がれてきた 「汲むほどに 味も香りも 深き酒」の言葉を酒に込めるのだ。

盛川酒造の日本酒

広島日本酒の歴史

L’histoire des sakés d’Hiroshima

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